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当時の世界は帝国主義が強者、そのため日本は大日本帝国になった。弱者は植民地の運命へと向かう。

ほかのアジア諸国と同様に帝国主義をかかげる国々の植民地となるか、はたまた自分たちも帝国主義国を作り、やつらから取り込まれないようにするか。 これは今でいうところの核爆弾の保有につながっていく。 しかし、押さえておくべき点があって、 ①自分たちも帝国主義の国々のようになりたい!が理由かどうか。 ②帝国主義をかかげる国々の植民地となってはならぬ!が理由かどうか。実際に、日本以外のアジ化諸国は帝国主義の国々によって植民地にされていた事実がある。 私は②だと考える。 日露戦争も大事な考察となる。   大東亜戦争の理念。 大航海時代からの流れによって産業革命になり、やがて帝国主義をもって西洋とアメリカが勝手に世界を分割しはじめ、自分たちを生かすための奴隷が必要になったことから他国へ侵略戦争を行っていった。 日本が侵略戦争をしたことは間違いのない事実。仮に①と②の二つの理由が日本にあったとしても、西洋とアメリカは同じように行っている。さらには、侵略戦争の流れを作った根本は西洋とアメリカだ。もっというならば、日本が侵略戦争をされ日本を失ってしまうという防衛の理由から帝国主義を取った。「攻撃は最大の防御」のニュアンスがわかりやすい。 大日本帝国に「欲」がでたことも確かなことなので行いすべてを肯定することはない。 帝国主義を取った国が陥る代償だろう。 日露戦争も防衛戦争といっている。日本には勝ち目のない戦争と当時の全世界が評価していた状況下でだ。しかしここで戦わないとロシアに侵略されてしまい日本を失う国家存亡の危機に置かれていた。1904年のことだ。 すくなくとも物事は単純でなかった。戦いたいと戦わざる得ないは全く異なるが、文科省の教科書も前者を前提にした歴史観が展開されている。 大事なポイントは何が基になった「戦いたい」かどうかだ。 侵略戦争して領土を広げたい、他国の民族を奴隷にしたい、経済的に豊かになりたいから侵攻する。それがもとになった「戦いたい」であるか、または侵略されて日本が他国の領土や植民地になってしまうことは意に反するからその状況になるなら戦うし、自国を守りたい気持ちより「戦いたい」といった意味をもった「戦いたい」であったかどうか。 今を生きる日本人は一度真剣に考えてみる必要がある。 今日はこれを考える良い機会ではないだろうか。